「月謝は安い」ほど生徒が集まる!?
「近隣の大手塾より少し安くしよう」「地域で一番通いやすい月謝に設定すれば、生徒は集まるはずだ」
独立を控えた時、集客への不安からつい「価格」を武器にしたくなる気持ち、本当によく分かります。
でも、少しだけ厳しいことを言わせてください。「安さ」を最大の売りにした個人塾は、ほぼ例外なく、塾長自身の疲弊と共に消えていく運命にあります。
【実録】近くに1時間550円の塾が出現!
かつて、私の塾のすぐ近くに、衝撃的な価格を掲げる個別指導塾がオープンしました。
その額、なんと「1時間550円」。
正直に言います。最初は恐怖でしかありませんでした。「そんな価格でやられたら、うちはおしまいだ」と、夜も眠れないほどの不安に襲われたのを覚えています。
ところが、結果はどうだったか。その塾は、わずか半年ほどで跡形もなく消えてしまいました。
なぜか。安さを維持するために物件費用を削り、人件費を削り、教育の質を削り、結局は生徒の成績も上がらず、経営も成り立たなくなったといったところでしょうか。保護者の方々は、安さ以上に「わが子の未来を預けられるかどうか」をシビアに見ていたということですかね。
安売りが招く「負の連鎖」
月謝を安く設定しすぎると、経営を蝕む罠が確実に忍び寄ります。
- 🚫 「価格」で選ぶ客層: 少しのトラブルで不満を持ちやすく、結果が出る前に退塾されるリスクが高まります。
- 🚫 塾長の余裕が消える: 利益を出すために生徒を詰め込み、指導の質が下がり、さらに生徒が離れる悪循環。
- 🚫 投資ができない: 教材や設備、そして自身に回すお金もなくなり……と負のスパイラルとなります。
適正価格は「覚悟」の証である
激安ではなく、生徒が本気で変わり、結果を出すための「価値」に見合った適正価格に自信を持ちましょう。
「安さ」という麻薬に頼らず、指導の熱量と結果で信頼を築く。この「実」を取る経営こそが、大手塾や格安塾がひしめく中で、10年、20年と愛され続ける唯一の方法なのです。
価格競争を卒業し、価値で選ばれる塾へ。
いくらの月謝をいただくか。それはあなたがどんな教育を届けたいか、という宣言でもあります。
「1時間550円」に怯える必要はありません。
あなたの「本気」に適正な対価を。それが成功への最短ルートです。
